第22話

三階立てのうちん家。

俺が階段を上がると屋上で遊んで貰えると思っちゃうらしいビスケ。



三階まで様子を見に行って見ると、案の定ビスケがボールを咥えて俺を待っていた。




「おいビスケ?屋上は寒いからリビングに行こうぜ?」



そう言った俺にビスケは納得したようだった。

一服を諦めて一階のリビングにとんぼ返りしようとした俺は、ビスケが下りてこない事に気づく。




「…なんだよ?ビスケ」




ビスケの微妙な目配せ。



どうやらデブだから一人でおりれないらしい。


仕方ないからだっこしておりる。





なんだコレ。俺、息切れしてるぞ。

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