第34話
麻紀は舞台に立つ事になった。
キッカケは三人みいろのオーディションでの麻紀のダンスである。
劇団宝に依頼があったのだ。
麻紀の役は友人のダンサーの1人。
台詞は多くないが、ダンスのレッスンを受けたり、主人公と踊ったりするシーンがある。
そのため、他のダンサー役の人達と共にダンス指導を受ける事になった。
藍崎から連絡があったのは、ダンスのレッスンを終えて、バイト先に向かっていた時だった。
最初にお茶を飲んだ時には交際の話にはならなかった。
でも、時々会ってお茶を飲むだけでもいいと麻紀は思っていた。
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