第22話
レジに麻紀が立っていた。
藍崎はお金を払うのと同時に1枚のメモを渡した。
「有難う御座いました!」
藍崎が出て行ったのを見送った後、麻紀は手の中のメモを開いてみた。
"いつもお疲れ様です。
良かったら連絡下さい。
藍崎克哉"
だが、そこにはケータイ番号が書かれてなかった。
麻紀は思わず笑った。
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