第22話
「これは……足を痛めましたね」
解説の元フィギュアスケーターが言った。
瀬名はジャンプを転倒していた。
響は撮影待ちの控え室のテレビを齧りつくように見ている。
「しかし諦めません。立原瀬名。 既に額に脂汗が浮いていますが、演技を続けます」
「何て子なんだ…… 」
響は思わず呟いた。
まだ14歳のあんなに小柄な女の子の何処にそれだけの根性があるのだろう。
会場の観客も気付いて、次々に声援を送り始めた。
「頑張れー!」
「負けないで!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます