第34話
夏がやって来た。
大学は夏休みに入るが、陸上部に休みはない。
常に熱中症にならないように水分補給は欠かさない。
ランニングから帰って来たら、ダッシュが終わったら……マネージャーがスポーツドリンクの入ったボトルを部員達に渡す。
そんな中で出雲駅伝の出場メンバーが発表された。
歩希は3区を走る事になった。
出雲駅伝は毎年体育の日に開催される。
大学駅伝だ。
1区から6区までの区間があり6区が最も長い。
そのためトップが何度も入れ替わる難所だ。
3区は風が吹き付ける中を走る事になる。8.5kmだ。
歩希は肉離れを起こしてからより一層ウォーミングアップに力を入れている。
レースに強い身体作りが今年の目標だ。
出雲駅伝を走る事が決まって、学校の外を走る事が多くなった。
実際の出雲駅伝の3区と同じ8.5㎞をどれぐらいのタイムで走る事が出来るか何度も確認した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます