第3話

朝ご飯を食べても小腹が空く。

凪は更衣室でおにぎりを食べると、制服に着替えてセンターを出た。

そして歩いて学校へと向かう。

幸いにも徒歩で10分程だ。

「待ってー!」

声がして三輪まどかが走って来た。

まどかは6歳からスケートをしているリンク仲間だ。

「ねえ、今日の漢字テスト何処出るかな?」

「漢字テストー?興味ない」

「悪かったら居残りさせられるよ!」

「げ。マジ?」

凪はまどかをジッと見た。

「マジ」

「じゃあ昼休みに俺の愛する古賀ちゃんと一緒に勉強するわ。5時間目だよな。国語」

「それで間に合うのー?」

「間に合わす!」

そうしていると学校が見えて来た。

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