社畜から異世界転生してたので引きこもりしていたら文句つけられたのでとりまえっちぃ美少年になります。
月冴ゆる
第一話 転生トラック☆ニート決め込んで数年。罵倒メイドさん(仮)に何故か罵倒される。
見よ☆これが30連勤パワーだぁぁぁ☆
あ。ひかれる。
そう思った時には遅いらしい。ちなみにこれは実体験からね。
漆黒ブラックの会社で15年のプロの社畜をしていた、
結咲 聖奈は転トラ《転生トラック》した。パパ~ン
何言ってるかわからない?おう、俺もだ。こんな展開見飽きた。おう、奇遇だな。俺もだ。こっそりと会社のパソコンで異世界転生物みたっけ。あのあと部長にバレて仕事量倍にされたんだっけ。懐かしいなぁ。あれってもう完結したんだっけ?
人間って焦りまくると逆に落ち着くらしい。
いや〜、30連勤終わってフラフラしながら帰って行ってたら倒れて.....ドーン。
で、目覚めたら子供になっていた。
なんか元の子供が可哀想に思えるが、そこはまぁ置いておこう。
そして俺は決めた。
ぜってぇニートになってやるぜ!!ヒャッハァ
見てくれ。これが30連勤パワーだ。
そう決め込んで、数年が経った。時間は泣きたくなるくらい早い。今は15歳。立派なニートだ。母は俺に興味がないらしく、学校に行かなくても文句は言わないしご飯だけ用意して遊びに行く。
父はそもそも家に帰ってきていない。
これは蒸発したな。そう考えながらむしゃむしゃと朝ごはんである、マヨネーズと七味、それからバターを乗せたインスタントラーメンを食べていると、ピンポーン、家のチャイムが鳴った。こちとらラーメン食べるのに忙しいんだけどなぁ。
よっこらしょと重い重い腰を上げ玄関へ行く。
「はーい。」
「これにサインを。」
郵便だったようで、さっさととサインを書く。
宛名は....俺!?
「えーと。魔法適正診断。これは15歳になると....」
要約すると、魔法が使えるようになるのが15歳からだから何か調べてくださいね〜。とゆうものらしい。
会場は、ラングルス魔法学校。ここから徒歩20分のところにある。正直言うと行きたくない。
「仕方ない行くかぁ。」
.......うっ
ゼェゼェハァハァ。。やばい体力がなくなっている。
数年間引きこもりしていたから無理もないだろう。
正直、驚いた。前世の社畜時代でも多少外回りあったり、満員電車に乗っていた為体力は人並みにあった。
まぁでもそれだけハッピーニート生活をおくれているということだ。何よりなことで。
会場につき水晶のようなものに手をかざすとぽわぁと淡く黒い光が光る。
魔法:闇魔法
水晶の上に文字が浮かび上がる。
え〜かっこいい!なんかダークヒーローみたいな魔法だなww
そんな事を呑気に考えていると、回りから。
コソ
「まじか、あいつよくここに来れるよね。」
コソ
「ほんとにデブじゃん。ww」
コソ
「豚は帰ってろよw」
コソ
俺に向かって悪口が刺さってくる。
やめろ!俺の絹豆腐よりも弱いハートが崩れるだろ。
「おい、みんなそんなこと言うのは辞めろよ。」
!金髪青目のイケメンが現れた!
え、優しい!いや、何処の世界で優しいイケメンは居るもんだな。
ざわざわと場が静まり返る。やれ光魔法だ。やれ千年に一人の逸材だとか。噂が飛び交う。
そんな中あいつが口を開く。
「本当のこと言ったらあいつも悲しくだろう?」
ふっ。前言撤回。こいつ糞だわ。
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