第6話

福山千晴はあざみ製薬の新人MRだ。

それにしては常識がなさすぎると思われるかもしれないけど、それが事実なのだから仕方ない。毎日主任の古河萌花と共に、市内の各病院を回り、様々な科の医師と面談している。特に外科医は本当にハードだ。手術が終わるのを待って直ぐに営業活動を開始する。手術は昼間とは限らない。夜中や明け方になる場合も多い。此処、明日会中央病院では、MRは医局には入れない事になっている。だから、千晴も萌花もいつ先生が出て来てもいいように待機していた。

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