最強を目指しているのね。あなたも1人の愚者として
「さて、早速で悪いがこっちは準備万端だ」
「私もよ。さていこうかしら」
梛綺は中段構え、詩奈は体内に魔力を流して戦場の空気を作り出した。
耳が痛くなるほどの静寂が空間を満たしているが音が聞こえそうなほど両者気合いがみなぎっている。
「あなたの構えをみているとあの子を思い出すわ」
そう言って詩奈は動き出した。
体内魔力操作を的確に行い速度を丁寧に乗せて接近しながら氷系統魔法で瞬時に作成した氷の刀を振った。
刃合わせはせずに最小最高率回避を行い詩奈をみている。
「朝月の教え子ね。とことんあの子みたいな動きをするわね」
「見切り使用者か。梛雪、瑠奈、あとは雪梛ぐらいだろうか」
どうやらきっちり情報も持っているようだ。
とりあえず連撃を続けながら魔力弾を発射しつつ相手のレベルを見るようだ。
ちなみに現在はこの物語特有のレベル概念がないので素の実力となっている。
魔力弾も的確に回避しつつまだ構えを続けているようだ。
「なかなかいないわよ今どき。あなたレベルで愚直なまでに待ち続ける避け続けられる人は」
「私も一つ高みを目指しているのでね。わかりやすくいうなれば最強というものだ」
その瞬間に一瞬の隙を突かれて鋭い一太刀が飛んできた。
ほぼベストタイミングだったが当時の感覚が戻ってきているのか掠らせながらも回避をして距離をとった。
「最強の狙いの人なのね。雪梛と同じ道を進んでいるのか」
「あの人はそれでレベルがまるで違う。別世界線の雪梛に会ってみたのだが文字通り格が違った」
呆れているかのように梛綺は言った。
「そろそろ攻めてきたらどうかしら?あなたも退屈しているんじゃないのかしら?」
「そうだな。色々な筋肉を動かさないとかたくなってしまうからな」
冗談をいうとまた不思議な動きをして詩奈にきりかかった。
現状はギリギリ回避できているのだがこのままでは被弾率が高すぎる。
いくつか仲間の技を思い出しながら考察していると一つの仮定が立てられた。
「そういうことね…見えたわ」
「お見事」
綺麗な回避をしてそのままカウンターに派生した。
カウンターを受けた瞬間に同一ほぼ同方向に動いて受け流しを発動した。
「自然魔力と擬似的に同化していたのね」
「流石の洞察力だ。動き自体は私の場合大したものではないだろう」
前提知識ないとわからん話すんなや…
まあここの解説は後でするから今はまっとってな。
「確かに魔力操作は大したものだけど動きがちょっと微妙ね」
「もしよかったらちょっとの間ここで鍛錬を積まないか?」
梛綺は納刀しながらそう言った。
「確かに私も本調子ではないのよね。わかったわ。とりあえずこれからよろしく頼むわ」
「そう言ってもらえてありがたい。ではここの亜空間はフリーで開けておくからいつでも入ってきていいぞ」
そう言って梛綺は亜空間を開いた。
それに続くかのように詩奈も亜空間を開いて一度自宅に帰宅した。
帰宅するとルームサービスがいるいつもの空間に戻ってきたようだ。
寝る支度をして本日は一度睡眠をとるようだ。
本日は夢を見ますか?
YES NO
今日はYESを選択した。
目を覚ましてからデバイスを起動して現在の持ち物を確認するようだ。
Bランク帯の相手を何人か殺しているためそこそこな物資が入っているようだ。
「効果自体は面白いけど使うようなものはないわね」
実際そのような効果が必要とされるような実力ではないのでよほど気に入った見た目でない限りいらないようだ。
ということは逆説的に考えて梛綺もそのレベルの実力であるといえるな。
一度武器製作所に入っていき店内のロボットを起動した。
「どうしましたか?」
「いらない所持品を売却なり消去したいのだけれども何かやり方あるかしら?」
「でしたら店内でて左に進んでください。リサイクルセンターという施設が出てきますので」
「そうだったのね。助かったわ」
「いえいえ。ではよい夢中ライフを」
変なことを最後に言われたがとりあえず欲しい情報は入ってきたようだ。
指示通り進んでいくと当たり前だが本当にリサイクルセンターという看板が立てられた施設が出てきた。
中に入るといつも通りのロボットが2体ほどいるようだ。
内装に関しては無機質なものとなっている。
「初めまして。リサイクルセンターにようこそ。こちらでは入り口から見て左側の個体がリサイクル、右側の個体が処分を担当しています。リサイクルでは装備などの作製物の素材が50%の割合で変換されます。処分では単純にロストとなりますのでご注意ください」
つまり基本はリサイクルでたまにいらないものを処分って感じなようだ。
とりあえず全てリサイクルしてからスライム素材以外処分するようだ。
ここで注意点なんやが普通のやつがこの行動できんからな。
所持品の量には上限が設けられていて自身の最大出力量が適応される。
やから決め技の際にかかる負荷が500kgならそれだけ持てるっちゅうこった。
面倒やなこれ。
スライム素材は一個1kgなんやさかい普通のやつはあんま持てんって話や。
「さて、じゃあ寝るわよ」
素材の整理も終わったのでさっさとベットに向かい寝はじめた。
「後書き」
こんにちは雪梛です。
やはりある程度は実力が拮抗している人同士のほうが書いていて楽しいですね。
もちろん実力差が大幅に開いていても実験的運用をしたりできますがね。
最近流石に2小説同時進行はキツくなってきたのでどっちかがちょっと頻度落ちるかもです。
まあ私は1人しかいないので仕方がないですね。
ではまた次回お会いしましょう!
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