応援の格差
高校の体育の授業にて。
天気が良かったので、外周をすることになった。
しかし、私は足が遅い。
クラス内では下から1位2位を争うレベルで遅い!
実は、私のクラスは運動部(主にバスケとバレー)が7割ちょっとを占めている。さらに、元運動部を含めたら8割越えになってしまうのだ!
そんな中に文化部(写真部)の私が入ったら、そりゃあ下の方になるでしょうねー!!
そんな風に一人で理不尽さを感じながら走っていたら、同じ部活の子、Nちゃんが隣に並んだ。
ちなみにその子はちょっと小柄で、人形みたいな可愛い顔の子。クラスでも人気者。
そのまま2人で走っていると、ゴールが見えてきた。
ゴール手前で先生と一緒に応援を送るクラスメイトの皆。
クラスメイト達
「Nちゃぁーん! 頑張れぇ、ゴールは目の前だよー!」
「ファイト、Nちゃん!」
「これ終わったら購買で菓子パン奢るからー! 頑張れ、Nちゃーん!」
「Nちゃーん! ほら、もうちょっとー!!」
声を張り上げて隣のNちゃんを応援しまくる皆の顔は、本当に青春している。
私とNちゃんは、そのまま同じくらいの距離でゴール。
Nちゃんは仲間たちに囲まれながら、わいわい教室へ戻っていった。
……うーむ。
格差を感じてしまうのは、図々しい事なのかな(´・ω・`)
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