11話

第11話

それから面接を終え無事働けることになった




「人気が出れば1日10万とか余裕だけど

体が持たないと思うよ」




そう店長さんに言われ現実を見た




……体が持たないか…




「…壊れてしまってもいいんです

それより人様から借りたお金を早く返したいので…」





どうかお願いしますと頭を下げた。






「まぁ、君みたいな容姿で処女だと

直ぐにお客さんはつくと思うよ。」






すごく可愛いからねと店長さんは言った。






……喜んでいいのか喜ばないべきか…







そんな時







「あ、ちょうどお客さんが来たみたいだね」






そう言って入口に目を向けると






お父さんと同じくらいの年齢で少しポッチャりとした

おじさんが立っていた。






「さ、初仕事頑張って」





「え?」







「あの人うちの太客だから

怒らせたりしないでね」







そう言って店長に連れられ部屋に向かった。

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