9話

第9話

しばらく放心状態になり

ふとある事を思い出した。




『あたしここ辞めて風俗しようかなって思ってんだよね』




『え?風俗??』





『だって給料もここと比べられ無いくらいあんだよ?

それにただ気持ちよくなるだけで

お金もらえるなんて最高じゃーん』




工場で働いている時

仲良くしてもらっていたお姉さんが言った言葉だった。






「…風俗…」






…少しはマシになるかな…






そんな軽い気持ちで私はバイト先に連絡をし

お休みを貰って繁華街に出かけた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る