別の世界の魔王
結局帰り道は何事もなく世無離のいる魔王城まで帰ってきたようだ。
「ただいま。なんかやばいもんがみれたよ」
「なにがあったんですか?」
「雪花はまだラインを超えていないのに朝月に斬撃を掠らせたのよ」
「それは…やばいですね」
そんな会話をしながら五人は闘技場に移動した。
今回は予定通り雪梛と世無離が戦うようだ。
「せっかくだから私もきたよ」
「あら、久しぶりね。元気してたかしら?」
「もちろん。毎日鍛錬積んでいるよ」
そういえば加護ついているが現状どんぐらいなんやろうな。
「さて、ギャラリーも揃ったからいつでもいいよ」
「ではいかせてもらいますよ」
そういうと今回は最初から氷の刀…アイシクルブレードを召喚して構えた。
「珍しいね。この世界で二刀流なんて」
「だからこそのやりがいがあるってもんですよ」
今までで二刀流といったらパッと思いつくのは言映のみだ。
これは少々変わった戦況になるかもしれない。
初雪に教わったのか並行移動を使用して急接近直後に基本的な斬撃を放ってきた。
このレベルならいけるだろうと思ったのか雪梛は試しにデスカウンターを使用した。
世無離の一刀が雪梛の身体に触れた瞬間に全ての動作を完了して首元に刀がはしっていた。
感覚的にシールドを生成してギリギリくらわなかったようだ。
一度距離を取るために世無離は後ろに下がった。
「あれ?まだ使ったことなかったっけ?今のが私の最速カウンターだよ」
「正直死んだかと思いましたよ。反射ってのは思ったよりも優秀なんですね」
会話が終わると同時に今度は雪梛が動き出した。
抜刀しながら空裂斬を使用してまるで抜刀時の剣圧が凄まじいかのような演出をした。
もちろん世無離のほうに飛んでいっているためそれは魔力弾で破壊したようだ。
「どう?かっこいいでしょ」
「確かになんだが強者感は結構ありますね。そしたらそれに加えて風魔法を展開したらもっといいんじゃないでしょうか」
「なるほど。今度色々実験してみるとしようか」
「なあ、こいつら戦ってんだよな?何でこんなに呑気な会話してんだ?」
「それがわかるようになったらあなたもこっち側ということよ」
「最悪だわ」
おいおい、外野の会話も描写したら訳わかんなくなるやろうが!
そんなてんちょうはよそに雪梛は並行移動をしてただの斬撃を開始した。
読みにくい攻撃を入れていないので世無離でも問題なく対応できているようだ。
これで現状はライン一歩手前レベルまで登ってきたと認識していいようだ。
攻撃をしながら超高密度魔法を数箇所に生成して不規則な感覚で世無離に撃ち込んだ。
魔力弾は使用せずに出力を調整して無力化をしたようだ。
「いいね。魔力精度がかなり上がっているね」
「まあこれでも魔王なのでこれぐらいはできないとですね」
アイシクルブレードの冷気を急上昇させて一度距離をとると片方を炎熱系統にした。
「私のここ最近の新技を見せますよ」
「いいね。これは新たなる可能性だよ」
既に内容がわかっているのか雪梛は楽しそうにみている。
魔力波長を意識しながら二つの刀を合成させると真っ白に光り輝く刀が出来上がった。
「対エネルギー爆発を起こさずに混ぜ合わせるとはなかなか面白いこと思いつくね」
「魔力は無限の可能性を秘められていると思っているのでね」
その刀を構えて一振りするとものすごいエネルギーが発せられた。
とりあえず衝撃透過を使用して無力化させながら雪梛は観ているようだ。
しかし観ている間待ってくれるような状況ではない。
世無離が接近してくるので観察眼を中断して久しぶりのミカエルを顕現させた。
雪梛の肩を目掛けた突きがきたがミカエルは特殊シールドを張って重心位置を整えた。
あまりのエネルギー量に6割程度しか吸収できなかったがそれで十分だ。
『撃回』
ミカエルを解除してそのままエネルギーを跳ね返したのだが特殊シールドの2枚がけによって防がれたようだ。
防がれた際に発生した反作用を利用して逆回転を開始しそのまま抜刀して斬撃をいれた。
流石にそれは難なく回避されて一度両者距離を取った。
「いいんですよ?制限抜きできていただいて」
「じゃあそうするとしようかな」
そういうと雪梛は魔力を展開した。
そしてその瞬間に上空でリセットを作成しながら並行移動をして読みずらい本気の斬撃を開始した。
氷魔法とシールド、特殊シールドを使用しながらギリッギリで防いでいたがそこにリセットが突っ込んできた。
そして2人の間に到達すると同時に爆発して光が一帯を包み込んだ。
世無離は闇呪文を使用して防いでいたがそれがわかっていた雪梛は既に準備を終えていた。
流体でリセットの波長に身体変化させて刀身に魔力を流し込んでいたようだ。
抜刀しながら魔力を膨張させて闇に目掛けて振り抜いた。
剣圧によりリセットを切り裂いてしまったがそこは想定通りだ。
闇の中にいた世無離は刀を振りかぶって迫り来る魔力に大して振り下ろした。
ドカーーーーン!!!!!!
轟音を響かせながら相殺されたようだ。
「いいね。ここまで食らいついてくるなんてね」
「強すぎですよ本当に」
「まあ今回も楽しかったよ。じゃあ締めくくろうか」
跳躍して上空から世無離を見据えると標準を合わせた。
「いい時間だったよ。また楽しみにしているね」
『see you next time』
久しぶりに発動した技だったが雪梛の指から超高速の魔力弾が飛んでいった。
返し技や回避もできないので世無離の心臓を貫いてこの戦いは終了した。
「変な技持ってなかったらこれが一番確実で綺麗だからね」
「マイゾーンで締めなくてよかったのかしら?」
いつのまにか近くまで香澄が来ていたようだ。
「まあ締め専用技だからね。こことかぐらいでしか実用性がないんだよ」
世無離を復活させてとりあえず3人に方に行った。
そういえばこれ雪花を強化するために来たんよな?
「後書き」
こんにちは雪梛です。
久しぶりのあの魔王が登場ですね。
まあ久しぶりと言っても銃撃編の時に来てましたが。
私はもうちょっと先まで書いているのですがかなり展開が早いので頑張ってついてきてくださいね。
そんなに複雑な描写ができないから早かろうが関係ないと思いますけどね。
ではまた次回お会いしましょう!
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