毒もち同期

「自由に座ってもらって構わないよ」


「ありがとう。それにしてもあなたは相変わらずね」


「そういう朝月こそ昔と変わらないじゃん。まあ本当の昔とは変わっているけどね」


「なんで…あなたも知っているのかしら」


「そりゃ特殊部隊で知を担当しているんだよ?大抵の人物、事象、現象はわかるよ。わからなくても考察できるよ」



そんなトークを繰り広げながら4人は適当に椅子に座った。


ちなみに現在雪梛たちがいる場所はこの施設の施設長のみが使用できるなんかすっげぇ部屋なのだ。


まあ施設長である梛雪が内装に興味ないし実験自体は亜空間でやった方が勝手がいいのでその辺の部屋と変わらないようだ。



「じゃあとりあえず読者のために紹介をしておこうか。じゃあなーちゃんよろしく」


「はいよ。私の名前は梛雪。見たまんまの少女さ。さあ茶番はこのぐらいにしてちゃんといこうか。もうここまでのみんなの反応の通り私は特殊部隊の知力担当だよ。いまはこの世界で魔力研究機関の施設長を務めているけどこのせつと同期のか弱い少女だよ。よろしくね」


「まだその口調を続けるの?」


「えー、もうちょっといい印象を残したいのよー」


「梛雪の口調がへんかするのかしら?」


「そうだよ。じゃあここから口調を戻すとしようかね」



その瞬間に梛雪の雰囲気が変化した。


その瞬間に部屋の扉が開かれた。



「お話し中失礼します。ただいま魔王軍の幹部が攻めてきまして…」


「そんなん日常茶飯事だろ?いちいち説明することか?ここはこの世界の最高機関じゃないのか?その程度の知能でよくここの施設にいられるな。帰れ産業廃棄物が同じ酸素を取り入れる価値もないぞ」


「しっ失礼しましたー」


「最高なキャラじゃない。流石はこの子の同期ね」


「そういってもらえてくれて光栄だよ」



あれ、香澄にリアル作者が乗り移ったんか?



「すまなかったな。ここの施設基本的に人間しかいないはずなんだけどたまにああいった人外が現れるからな」


「大丈夫だよ。私たちは空気感染も防げるし皮膚に吸着しただけで発動する毒も効かないからね」


「それもそうだよね。あんなのの実在を記憶するために割くリソースがもったいないからね」


「これ二人で冒険させたらかなり面白くなりそうね」


「最悪セルフレイティングつけないといけないわよそんなことしたら」


「そういえば幹部のほうに行こうよ久しぶりになーちゃん。戦闘見してほしいな」


「ふふ、せつの願いとあらばいかないわけにはいかないね」



そういうわけで話がまとまったようだ。


四人は立ち上がりとりあえず適当に外に向かうようだ。






外に出るとなんか敷地内でバチバチにバトっているようだ。



「おいおい、こんなやつも総力戦で倒せないとか何してんだよ。いつもいっているだろ?開幕から全力でつぶせって。もちろんまだ全力じゃないんだろ?それともそれが全力なのか?仕方ないから私がぬぐってあげるよ。拭うものは魔力でいいよな?」


「脅してやる気を出させないで」


「なんだお前ら。私は魔王軍幹部なんだぞ?」


「だから何だよ。この世界に何人いると思っているんだよ。結局お前も魔王軍の中では平凡なんだろ?だからこそ弱者にしか強く出れない愚劣な野郎なんだろ?同じ生命体なんだから仲良くいこうぜ?」


「なめてんのか?今すぐ殺してやるよ」


「まあまあそんなに怒るなって。そうやって対話をしないから語彙力や表現力が伸びなくて単調なことしか言えなくなるんだろ?こんな簡単なこともわからないなんてお前は生きている意味ないだろ。相手に害しか与えない存在になんのプラス価値を見出せばいいんだ?」


「死ねーー!!」



ついに耐えきれなくなったのか幹部は梛雪に突撃した。


幹部が一歩動いた瞬間に梛雪は魔力操作を行い幹部の動きを硬直させた。



「は!?なんだこれは!?」


「魔族なのに魔力について把握できないとか魔族やめて転生したほうがいいぞ。今回はお前の体内にちょっとしたアンチ魔力を流してあらゆる身体活動を停止させただけだ。詳しくいうなればお前の支配している魔力を私が支配を解いて助けてやったってだけだ。よかったな魔力たちよこれでこのあほに支配されずに済むぞ」


「なめんじゃねぇぞーー!!」



説明が終わった瞬間に口から魔力を放出して梛雪にはなってきたようだ。


一瞬その魔力を見ると即座に構築を開始して常人には見えない粒子物質を霧散させた。


それに触れた瞬間に放たれた魔力は消え去っていった。



「なん…なんだこいつは」


「今のは闇の波長をちょっと混ぜてそこに特殊シールドとシールドを混ぜつつ光と闇の融合物質を単体で発動しただけだぞ。そんなにものがわからないのか?もう面白みがないからおしまいにしようか」



梛雪はそういうと一ミクロ程度の超極小の魔力を生成した。


そしてそれを射出してわざと心臓をかすめた。



「ぐはぁ」


「おつかれちゃん。じゃあ出血でじっくり死ねるからいかに自分が愚かなことをしたのかを反省しながらそこで土と同化していきな」



そういって四人で帰ろうとするとディアがこちらに歩いてきた。



「きっちりとどめを刺さなくていいのでしょうか?」


「安心しろ。きっちり心臓をかすめてじわじわ死ねるように調整した。それにもし覚醒とかしたら面白そうだから良いんだよ」



そういって四人は先ほどの部屋に一応戻るようだ。




「後書き」

こんにちは雪梛です。

今回は少々短めになってしまいました。

やはり相手が弱すぎるのでなーちゃんにはもっと手加減を覚えて戦闘をしてほしいです。

まあ戦いで手加減はしない主義の世界なので無理なのですが。

また次の更新は決まっていませんが近いうちに出せればいいかと思います。

ではまた次回お会いしましょう!

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