第70話 夜明けの星と最後の願い
星の塔で「無限の光のペンダント」を手にしたシンちゃん、キラちゃん、サンドフィッシュ、そしてフィーネ。四人の旅は新たな未来を目指して進み続け、ついに大地の果てにたどり着きました。
夜が明けようとするその瞬間、空は星々で満たされ、地平線の向こうから一筋の光が昇り始めます。その光は、これまで見たどの朝日よりも美しく、四人を静かに包み込むように広がっていきました。
「これが…私たちの旅の最後の夜明けなのかな?」とキラちゃんが呟きます。
「でも、終わりじゃない。ここから新しい未来が始まるんだ!」とシンちゃんが力強く答えました。
「この光が、私たちの進むべき道を示してくれている気がする!」とサンドフィッシュが期待を込めて言います。
「最後の願いを、この朝日に託そう!」とフィーネが微笑みました。
星の広場
四人が光の方へ進むと、そこには「星の広場」と呼ぶにふさわしい場所が広がっていました。広場の中央には星形の台座があり、その周囲を無数の星の粒が舞っています。
「ここが、私たちの旅を締めくくる場所なんだね!」とキラちゃんが感動します。
「星が私たちを祝福してくれてるみたいだ!」とサンドフィッシュが静かに言いました。
星形の台座がまばゆい光を放ち始め、優しい声が響きました。
「旅の者たちよ。この広場は、あなたたちの旅の全てを刻む場所。ここで最後の願いを示し、それを未来への光としなさい」
最後の願い
「最後の願い…?」とシンちゃんが問いかけます。
「そう。この旅で得たすべての力と絆を、この星に込めるのです。それが未来を作る最後の鍵となるでしょう」と声が告げました。
四人は星の台座の前に立ち、それぞれの願いを心の中で静かに思い描きました。
シンちゃんの願い
「みんなと共に歩み続け、どんな未来も切り開いていけますように!」
キラちゃんの願い
「全ての人が笑顔で過ごせる、明るい世界が広がりますように!」
サンドフィッシュの願い
「自然と命が調和し、全てが繋がる未来を守り続けられますように!」
フィーネの願い
「この仲間と共に、新しい物語を永遠に紡ぎ続けられますように!」
四人の願いが星の台座に吸い込まれると、台座が一層強く輝き始めました。
星の贈り物
星の広場全体が光に包まれると、空に大きな星が現れ、四人の上に優しい光を降らせました。その光が集まり、小さな星形のペンダントとなって四人の手に渡されました。
「このペンダントは、あなたたちの願いと未来を象徴するもの。これからもその光を胸に、新しい道を歩んでください」と声が告げました。
四人はそのペンダントを大切に握りしめ、「ありがとう、星の広場さん!」と感謝の言葉を伝えました。
新たな未来への旅立ち
星の広場を後にした四人は、願いのペンダントを胸に抱きながら、さらに広がる新しい世界への一歩を踏み出しました。
「このペンダント、本当に暖かいね!私たちの願いそのものだね!」とキラちゃんが微笑みます。
「これがあれば、どんな未来も私たちで切り開ける!」とシンちゃんが力強く言いました。
「この旅で得たものを胸に、次の冒険に進もう!」とサンドフィッシュが期待を込めて語ります。
「未来はまだまだ続くよ!次はどんな物語を作れるかな!」とフィーネが楽しそうに言いました。
四人の旅は、星の広場で得た願いの光と共に、新たな未来へと続いていきました。そこには無限の可能性が広がり、彼らの物語は新たな光の中で進んでいくのです。
「どんな未来も、自分たちで切り開く――!」
新たな世界で紡がれる彼らの冒険は、これからも輝き続けることでしょう。
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