小説版夜のクラゲは泳げない第1巻第1話を読みました
数ヶ月前に買っていた小説版「夜のクラゲは泳げない」(以後ヨルクラと略します)の1巻1話を読んでました。面白かったです。
1話は光月まひるが山ノ内花音と出会いの内容となっていて、歌ってみた動画を上げる集団「JELEE」の誕生のきっかけとも言えます(「JELEE」自体は花音一人で活動してましたが)
アニメを観ていたので大体の流れは知ってましたが、小説版はかなり感情面での補足が多く、よりキャラクターに感情移入できますね。
ヨルクラは結構自分の好きを否定されることが多い内容で、読んでいるこっちも心をえぐられるときもあります。
しかし、語り部のまひるの痛みが読者の「私」への共感にもなるので、辛くもあり心地よさも感じるのでページを進める手が止まらなくなる。それほど心に訴えかけてくるのが良いんですよね。
この作品は誰からも理解されない自分の好きを肯定してくれるところもあり、それが私は好きなんですよね。
皆が可愛くないと言うまひるが好きなクラゲの靴下の話も良くて、私も似たような経験があるから共感できるんですよね。
私が「この曲良いよね!!?」と言うと「・・・・・・で、何が良いの?」と理解されないことのいたたまれなさよ。そういうとき、自分の価値観はおかしいのか疑いたくなります。
でも、本来共感を求めることよりいかに自分が気に入っているかが重要で、そこに理解を求める必要はないんです。ただ、人間だから自分一人が好きだと言っても自信がなく、承認欲求からつい共感を求めがちなんですよね。
だから人からの共感を求めるべきじゃないですが、それでも人から「私もそれ好き」と言われたら嬉しいし、救いにもなる。ヨルクラはそんな作品だと声を大にして言いたい。
これからも暇ができたら続きを読んでいきたいですね。まあ私はアニメを8話で止まっているのでアニメも観たいですが。ではまた。
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