第6話
その異世界の者は次々と人間の頬を片手で鷲掴みしながら何かを送り込む
『ホワンッホワンッホワン、ドサッ』
その後何の変化も無いが、我に返った人間達は目の前で一人の人間が無造作に引き千切られた事によって、殆どの人間が慌ててその場から逃げ出す
『はーはっははは、コレでいい、この世界は闇の王の世界へと変えてやる』
その異世界の者は闇の王側の者だった
逃げ惑う者を出来る限り助けて、シールド内を安全地帯へと変えていくミレア
異世界の者に追われる人間をミレアは助けようと割って入る
しかしそれは罠だった
先程異世界の闇の者に何かを送り込まれた人間が戦うミレアに忍び寄って行く
それに気付いたミレアは
『みんなもっと私から離れて、戦いにくいから』
そんなミレアの言葉など聞きもせず、人間達はミレアの戦闘の邪魔ばかりする
人間達の様子がおかしいと思ったミレアはshi-baに心で語りかける
「shi~ba人間達の様子が何かおかしいんだけど」
「え?様子がおかしい?どんな風に?」
「さっき保護した人間達は助けてって感じだったでしょ」
「うん、違うの?」
「そう違うの、何か私にベタベタとくっついて来て戦いにくいの」
shi-baは暫く考え
「まさか!操られてる?」
「え?!誰によ」
そうこうして居ると
操った人間の目を通して先程の闇の者が笑い出す
『はーはっは、いいぞ、光の王の娘ミレアじゃねぇか、こいつを闇の王の息子グレア様に捧げれば、俺はグレア様の右腕になれるぞ』
そしてミレアは操られてる人間を振り払いながら戦いを続ける中
『ミレア、会いたかったぜ』
ついに闇の王の従者登場!
『誰?何なのあなた?』
『俺様はグレア様の右腕になるダレス・ローゼル』
格好付けながら自分の名前を叫ぶが
『ダレス?誰それ?私知らない』
その言葉を聞いて一気に怒りが込みあがり
『ショゥゥゥゥゥッ』
素早く両手を振った
ミレアは素早く身を返しその攻撃を避けた
がしかし、ダレスに操られてる人間達に
一瞬で縦に小刻みに切られる
それを見たミレアが激昂する
『こんな狭い処でやめなさい!関係ない者達に被害が出るわ!』
『は?面白い娘だねぇ、だから此処で戦うんだろ』
『シャァッ!ハァッ!』
またしても周囲に被害が
ミレアは此処での戦闘は他が多く巻き込まれてしまう
そう思い突然走り出す
『疾風!!』
そう言ってその場から離れた
『フッ、何処に行こうが、数多くの目がお前を逃しはしない』
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