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  • 犀川 ようさま

    こんにちは。このたびは拙作『スプラッタ』を「エッセイを書きま賞2024」の受賞作のひとつに選んでいただき、どうもありがとうございます。
    このご講評をお読みになった拙作未読の方々は「で、1.5Lってなんじゃい?」と思いながら拙作へお越しくださるのではないかと、そしてご覧になった半数くらいの方が、「見なきゃよかった……」とちょっともやもやした気分になられるのではないかと危惧しております。テーマとしてはやはりまだまだ微妙な雰囲気が漂いがちですね。犀川 ようさまの企画なら許されるんじゃないかと、思い切って参加させていただきました。正面から受け止めてくださり、ありがとうございます。

    ご講評の中で本作については「1.5L」以外具体的には触れず、拙作と犀川賞に出してきた短編小説等を包括して、私の執筆姿勢と言いますか、私自身についてご考察いただけたこと、望外の喜びでした。なんでしょうね、いまだに自分をの形をつかみかねているということでしょうか、人に「おまえはこういう人だね?」と言われるのはとても興味深くて大好きなのです。

    私が理系に進んだのは逃げからです。自分自身に明確な芯を見いだせずにいた私にとって、見えないものをあると信じつつ、基礎や土台から自分で構築せねばならない(ように見えた)文系の世界は荷が勝ちました。それよりは自然の摂理に則り、明快な答えが導き出せる理系の世界のほうが気楽だろう、と安易に考えての選択でした。今となってはそれは大きな間違いで、理系の世界だって欺瞞や恣意的な判断やきわめて人間的な駆け引きが繰り返されていて、むしろ数値という絶対的な存在があるがゆえにたちが悪いとも言えるんじゃないかと感じております。
    そのような経緯もあり、かつて逃げた人間に向き合う作業にもう一度挑戦してみたいという気持ちがずっとありました。私の作品にどっちつかずの雰囲気が漂うのは、そういう背景が影響しているのかもしれません。

    今回は期間中に全エッセイを読むことがかないませんでした。参加者として心苦しく思いつつ、犀川 ようさまを始め選者のみなさま方の多大なるご献身に敬意を表します。

    豆ははこさま、未来屋 環さま、ありがとうございます!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    諏訪野さんと佐藤さんにはじっくり向き合って感想を書きたく思っていたので、本質について書かせて頂きました。ですのでどんなテーマの1.5Lであろうとも言及することは変わらなかったと思います。

    理系についての動機や感じている副作用についてはわたしもまったく同感です。よくわからないものに忖度するよりも数値や真理で会話できる方が精神的に楽だと思ったのです。そして数値は正義である以上、かならず悪用する人間が出てきます。結局のところ文系理系問わずこの世には安寧はないというところでしょうか笑。

    御作、豆ははこさんや未来屋さんなどのわたしの親しい方々もみな絶賛しておりました。

    おそらくですが佐藤さんもテーマのビビットなところが懸案だったのではないかと思います。ここに「あえて」の考えを申し上げれば、経血という生臭さが問題なのではなく、読者に抵抗なく読ませるまでの作家自身の思考の昇華が不足していたのではないかと思いました。エッセイは主張でありつつもやはり読者に楽しく読ませることが一義ですから、そこに文系的な思考や気遣いを磨き上げればより汎用性のある作品になったのではないかと思います。

    エッセイや小説はどこまでも自己意識を克服して磨き上げられた「丸さ」がいるのだと思います。おそらく文系の人の表現と理系の人の感覚がうまくこなれてくればより適切で良いものが書けるのではないか。わたし自身はそんなふうに考えております。ありがとうございました。

    編集済
  • 私もこちらの作品とってもとっても好きです(*´ω`*)
    仰る通りで数値という絶対的な指標があることでとても説得力がありますよね……文系出身者としては眩い作品です(でもとても勉強になりました。数値、効果的に使っていきたいものです)
    佐藤さんおめでとうございます!!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    佐藤さんのエッセイはみなさん高評価ですね。
    数値についても参考になる作品でしたね。自作に登場させるキャラの幅も広がりそうです。

  • 万歳!
    カクヨムコンテスト本戦に出て頂きたかった良作でございます。(こちら、練習ですが大丈夫でしたか?とコメントさせて頂いてしまっております)
    たいへん嬉しいです。

    作者からの返信

    そうですね。このままカクヨムコンのエッセイに出せそうですね。
    おそらく佐藤さんであれば、本番は本番で素敵なエッセイを書いてくださるのではないかと思います。