第19話

_____一ヶ月後




「なぁ、柊斗本当に結々ちゃんの事

覚えてないのか…?」






突然友人の優作にそう聞かれた。





「あぁ、誰なんだ?」





俺がそう返すと優作は少し顔をしかめて

寂しそうな顔をした。






「結々ちゃんはお前の奥さんで、

お前たちは高二の時から付き合ってた。


一度色々あって別れたけど

お前が結々ちゃん以外考えられないって

すぐに見つけて婚約したんだよ。」





「高二から…」






_____全く思い出せない。






その時だった。







「柊斗!!」






「、なんだ蓮せめてノックは…

「お前結々ちゃんと離婚したのか?!」は…?」







「それ、どういう事だよ?!」







優作も目を見開き蓮を見ていた。







「五条から聞いたんだ、柊斗は前から

離婚したがってたって…」






「離婚したがってた…?俺が?」







「そんな訳ないだろ?!

あんなに柊斗は結々ちゃんを大切にしてたのに…っ」








「………………」







『…しゅうくん……』








「っ、結々…っっ」







「柊斗、?大丈夫かっ?!」





突然頭が割れそうなくらい頭痛がしたが

俺はそんなことどうでもよかった。







「っ、結々はどこにいる?!」

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