トンネル

大学の友達と二人で心霊スポットに行った。

その心霊スポットは、あるトンネルだ。

トンネルを通り抜けると、異世界に行けるという噂を聞いて、試してみることにした。

いよいよトンネルの前にやってきた。

運転は俺がしていた。

「行くぞ」

「あぁ」

助席乗っている友人に声をかけて、ゆっくりとトンネルの中に入って行った。

真っ暗なトンネルを抜けると、特にいつもと変わらない風景だった。

「なんだ、何も起こらなかったな」

そう言って隣を見ると、友人はおらず、さっき通ったばかりのトンネルも消えていた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る