再臨、葛葉ライドウ ~RAIDOU Remastered: 超力兵団奇譚~
またプライベートな話で恐縮ですが、ゼノクロDEに続いてとんでもないゲームの復活が報じられて大変驚いています。
あの葛葉ライドウがリマスターで令和に復活!!
タイトルを改め、『RAIDOU Remastered: 超力兵団奇譚』!!
実を言うとライドウは私がメガテンシリーズで唯一しっかり遊んだゲームでして(他は時間泥棒過ぎてちゃんとやれてない)、学生時代にやりこんだりと大変思い出深い作品だったりします。
実際ストーリーもゲームもキャラもすごい面白かったし、特に続編のアバドン王で唯でさえ面白かったアクション要素が爆発的に改善されたのは他のシリーズものゲームで味わったことのない爽快感でしたね。
ライドウシリーズは面白かったにも拘らずPS2で二作品出て以降はまるで続報がなく、一部メガテン系列作品でゲスト出演したのを最後にとんと音沙汰がなかったので殆ど諦めていたため、ニンダイであのテーマソングが流れた瞬間に目を剥きました。
ライドウについて知らない人の為に簡単に説明します。
葛葉ライドウとは、女神転生から派生した作品のひとつで、メガテン系列初の戦闘アクション要素を取り入れたアクションRPGゲームシリーズです。
細かく言えばメガテンの中では『デビルサマナーシリーズ』に分類されます。
舞台は架空の時代、大正二〇年。
帝都の安寧を保つ密命を受けた学徒、葛葉ライドウは鳴海探偵事務所で探偵をしながら帝都に巣くう悪魔絡みの事件を解決する、言ってしまえばかなりエリートな悪魔召喚士です。
悪魔召喚士とは異界より現世へ干渉する悪魔達を使役することで悪魔と対抗したり契約で協力関係を結ぶ、言ってしまえばポケモントレーナーみたいなもの。ただしライドウは剣技に長け銃も所持しているので自分もガンガン戦います。
登場人物も個性的。
怠け者だけどやるときはやる所長の鳴海、やる気は凄いがちょっとおっちょこちょいなタエ、何よりマスコットのゴウトにゃん(CV.中田譲治)!
そんな賑やかな人物に囲まれたライドウですが、あるとき事務所の電話が鳴り響き一人の少女から依頼が舞い込みます。
それは、帝都の裏で暗躍する巨大な陰謀との戦いの始まりを意味していたのです……というのがあらすじです。
バトルパート、仲魔にした悪魔の育成や合体、ストーリーにおける探偵らしい捜査と推理など、複合的な要素の絡み合った大正浪漫ストーリーは必見。
ちなみにシナリオにはちょこちょこコミカルな面があったり、悪魔たちの変な台詞にクスっとさせられたりと、肩肘張りすぎない所も魅力だと思っています。
……話を戻します。
正直に言うと、嬉しくはあったもののリマスター作品ということだったので「遊ぶかなぁ」と若干不安だったのですが、その不安もすぐになくなりました。
何故なら、これもう殆どリメイクじゃん! という内容でしたので!
グラフィックの向上に声優によるボイス追加、更に原作にいなかった悪魔に、戦闘はアバドン王のスタイルを逆輸入した上で更にアクション性アップ!!
買おう!! と、なりました。
ハッキリ言いますが、私は基本的にリマスター作品というのが嫌いです。
何故かというと、結構なリマスターが元となった作品の不満点や問題をそのまま映像だけ綺麗にした、みたいなものにしてるからです。
当時の時点で高い水準のゲーム性であったならばまだしも、年々ゲームの操作性や快適性が上がっていくなかで過去の再現を要求されるのは正直耐えられません。
例として、私は『テイルズオブシンフォニア』は凄く好きな作品ですが、何年か前に出たシンフォニアリマスタードは上記の理由で一切食指が働きませんでした。あのゲームはストーリーはいいけどゲーム性については今更やり直したいようなものではなかったので……。
しかし、スタッフにその辺の妥協がないことが分かって私は嬉しかったです。ニンダイ以外にアトラス側の動画も確認しましたが、ユーザーが求めているリマスターがどういうものかを今も真剣に考えてくれているのが伝わりました。
今回は難易度に超簡単モードもあるとのことで、腕に覚えのあるゲーマーからストーリーだけでも知りたい新規の方まで幅広く遊べることでしょう。
というわけで、『RAIDOU Remastered: 超力兵団奇譚』は6月19日発売予定です。
ライドウシリーズにはまだまだ伸びしろがあると思うので、完全新作への期待も含めて個人的に応援しつつ発売を心待ちにしています。
以上、おわり!
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