第31話
「俺、未成年には彫らねーからな」
「……?」
彫る?
何を?
首を傾げる私を見て男の人も首を傾げた
「お前、タトゥー彫ってほしくてきたんじゃねーの?」
なっ……!!
「違います!!」
「うるせえ」
思わず大きな声を出して否定をすれば顔を顰めて耳を手で塞ぐ仕草をした男の人
…この人が変な事言うのが悪い
確かにタトゥー凄いなとは思うけど入れたいとは思わないしっ
「じゃー何しに来た」
「…これ…」
鞄から出して渡したのはさっき買ったばかりのピアス
中身を出して首を傾げてるから「昨日のお礼…です」と言えばフッと、鼻で笑われた
…やっぱ要らなかったかな…
私を見て迷惑そうな顔してたし…
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