第26話

「けん。

今日だけ傍にいて。」



「うん。

分かったよ。

今日だけね…。。」



その言葉を言うと結衣の掴んだ手は離れた。



「けん。

ありがと。」



「うん。」



結衣は、眠そうな顔をしていた。



携帯の時計を見ると、深夜になろうとしていた。



「ゆい。

寝なよ…。。」



「うん。」



結衣は、ベッドで横になると話し出した。



「けん。

手を繋いでて…!!」



「うん。」



手を握ると結衣は、瞼を閉じた。

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