第32話
翌朝の日曜も、一睡も出来なかったせいか身体が怠く、ベッドから起き上がれずにいた。
でも、サヤさんの事を考えずにはいられなかった…。
俺があの曲を弾かなければサヤさんを傷付ける事はなかったのだから…。
サヤさんの事を考えれば考えるほど心が痛む…。
サヤさんと会って謝りたい気持ちもあったけど、サヤさんに会ったとしても、またサヤさんを傷付けるてしまうだけかもしれない…。
そんな時だった…。
携帯が鳴り…。
着信…風間 哲…。
(かざま てつ)
バイク仲間からの電話だった…。
「哲…。
久しぶり…。
どうした……??」
「ケン…。
久しぶり…。
これから海岸線走りに行くけど走りに行かないか…??」
「いいよ…。」
バイクで哲の家に向かった…。
この時、すでに運命の出会いは動き出していたなんて思ってもいなかった…。
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