涙が枯れるまで…【十六夜編】【完結】

第36話

早速、教室に入って…

｢おはようございます｣

｢おはようございます｣

｢みんなさんにも、迷惑掛けたね…。

午前中は先生は教室に居るので、解らないことがあったら聞いてください…。｣

｢解りました…。｣

｢天宮先生…。

ここが解らないんですけど…。｣

透かさず教えに行く…

｢今の説明で分かりましたか…？？｣

｢はい…。

ありがとうございます……!!｣

生徒と話しながら自習を見守った…。

｢午前の授業終わります……!!｣

教室に戻ると…。

早速、小山先生が話し掛けてきた…。

｢天宮先生…。

体調の方は大丈夫ですか…？？

リハビリも大変でしたね…。｣

｢はい…。

体調の万全です…。

お手紙ありがとうございました…。

あのお手紙を読ませて頂いて、リハビリも頑張る事が出来ました…

ほんとにありがとうございました…。｣

｢天宮先生…。

天宮先生の元気な姿が見られて嬉しいです…

綾瀬さんから、バイクのレースで倒れて意識不明の重体って聞かされた時は、頭の中が真っ白になって、ずっと心配していました…。

また、今年からよろしくお願いします…。｣

｢小山先生…。

心配とご迷惑をお掛けしてすいませんでした…。

此方こそよろしくお願いします…。｣

小山先生は微笑んでくれた…。

ご飯を食べ終わると小山先生からシスアドの国家試験対策の授業に付いて打ち合わせをした…。

午後になり、小山先生と一緒に教室に入り授業を始めた…。

久しぶりの授業で最初はなれなかったけど後から少しづつ慣れ始めてきた…。

午後9時になり生徒を帰すと、小山先生と打ち合わせをして家に帰った…。