第23話

退院、2日前に迫ったときだった…。






奈緒は、休日で朝から病室にいた…。




俺は、奈緒にこれからどうしよかと相談を持ち掛けていた…。





「けん…。

病気を治すことだけ今は考えようよ…。

病気治ってからだと不利なのも分かるけど身体があっての仕事なんだからさ…。」





「そうだよね…。

頭で分かってても気持ちが焦るんだ。」





そんなときだった…。




病室のドアからノックをされ…。




「どうぞ…。」




ドアが開くと、小山先生の姿があった…。




「天宮くん。

身体の方は大分良くなったの…?」




「はい。

先生はなんで俺が入院してることが分かったんですか…?」




「実は、天宮くんの内定してた会社から電話があって今回は、見送らせて欲しいって連絡があったからもしかして天宮くんになにか遇ったのかなと思って、天宮くんの実家に電話したら、今入院してますって言ってたから、綾瀬さんのところで、入院してるのかなって思って来てみたら案の定そうだったから、様子を伺いにきたのと、もう1つは天宮くんに聞いて貰いたいことがあったの…。」





重い空気が漂う中、先生に聞いてみた…。




「聞いて貰いたいことって何ですか…?」






先生は話し始めた…。

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