【10】王国武闘祭:学園戦1

武闘祭開催当日になった。

大通りは人が多くて迷子が出るほど


武闘祭で俺だけ先生が予選からやらせようとしている。でもいいや、ちょうど縛りありでどれくらい通用するか試したいからね


縛りはこうなった

ロザリオとアイラ=基本戦闘は遠距離のみ

ルカとカール=近距離戦のみ

リリィとラティス=三つの技まで使用可能

俺=基本戦闘は拳。《施錠ロック》《解錠リリース》《圧縮ホール》の三つだけ使用可能だけど基本的には使わない

となった。


と言っても予選からやらなきゃいけないからな〜

でも、楽しみっちゃ楽しみだからな。


Fクラスの皆は各ブロックの勝者と戦うことになってるんだけど、元々ブロックがA〜Fまでの6ブロックしかないからどのみち弾き出された。

予選はサバイバル式で、よくあるステージにそのブロックの人達が乱闘して1人になるまで戦う方式のやつ

ちなみに本選はトーナメント式


〜予選:Aブロック〜

早速出番か。早くね?まあいっか


ステージには50人ほどいるけど、強そうなのは4、5人程度か。おや?なんか明らかにガラの悪い奴らが俺を囲んでいるな。これがテンプレとか言うやつか


「おいおい、こんな子供がいるなんてラッキーだなぁ」

「身なりのいい坊ちゃん、悪いけど弱いやつから倒されるんだよ。貴族の坊ちゃんがで来る場所じゃないんだよ」


ピィィ―――――――。と始まりの合図がなった


「死ねぇぇぇぇ」「さよなら坊ちゃん」

など様々だが10人ほどが俺に襲ってきた。

「実験に付き合ってもらおう。《拳闘気ハンドオーラ》」

最近は《闘気オーラ》を使えるか試してたところ、なんか使えるようになり、武器にも《闘気オーラ》を纏わせることができるとわかったから、拳纏わせた《闘気オーラ》だから《拳闘気》と呼ぶことにした。のだが、思ったよりこの《闘気オーラ》が便利で身体強化もできるし、それに拳に纏わせて《圧縮ホール》の応用で《闘気オーラ》を圧縮して威力を倍増させることができるようになった。


故に、こうなるのは必然だった。

「《範囲化雷光拳フィーエレクトブラスト》」

範囲化:自身の周囲に同じ攻撃を同時に発動させることが出来る。また、同時発動の数は使用者次第

雷光拳:模擬戦でラティスが使ってた雷光砲の拳版


一人の腹部にクリーンヒットし範囲化の影響で他の奴全員にクリーンヒットした。

『なんということでしょう!一撃で12人を吹っ飛ばしアウト判定にさせるほど強い彼は何者でしょう。解説出来ますか?』

『決まっているだろう!』

ん?聞いたことのある声が、、、、、、、、、


『私の息子なのだからな!ハッハッハ』

!?

「父上、、、何故いるのですか(呆れ)」

『つまり彼はウィルソン家のご子息様でしたか。なるほどですね、これほど強いとは』

『自慢の息子だ』


ヤメテヨ。ハズカシイ

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