第5話:未知なる世界への旅

馬車の車輪が石造りの道にぶつかった。


美花は手に小さなキャンディーを握りしめ、窓の外を眺めながら無心に包みを解いた。


首都...それは彼女にとって初めての場所だった。


混雑した通り、高い建物、ごう音を立てる自動車のエンジン、漂う焼きたてのパンの香り......圧倒された。


彼女の神経は説明のつかない理由で高ぶっていた。


そして馬車がスピードを落としたとき、彼女は目を見開いた。


小さな家?


彼女は顔をしかめた。 "ここは...皇居ではありません"


馭者は帽子を傾けた。 「奥様、違います」。


美佳菜は血の気が引いた。 "じゃあ...私は詐欺にあったの?"

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