第一夜

参加者


1,アリス

2,カイ

3,ガイア

4,テノ

5,井口

6,志摩

7,照島

8,東雲

9,クレイア

10,イバン

11,手宮

12,ソーラ

13,赤松

14,棘元

15,笹木

16,アバンダ

17,桐谷

18,寺本

19,シル

20,ガンダラ

21,石丸

22,天童

23,古海

24,タイム

25,芝

26,キュール

27,島田

28,重村

29,河本

30,天海

31,百夜

32,カナリア


1『嘘でしょ。開始早々夜とか開催者は頭狂ってんじゃないの?しかも何よ。ルールにはこんなこと書いてなかったでしょ。なんで全員別々のところスタートなのよ。マップを見る限り結構広いじゃない。これじゃ狂人も動き放題だわ。』


13『ん?君は1番かい?』


3『お!ほんとだ!ここ男だけじゃなかったんだな。』


2『そ,そうみたいだね。』


1『よかった。見たところ2番と3番と13番ね。3人なら安心だわ。一緒に行動しましょ。』


13『分かった。一緒に行動しよう。人が多いに越したことはないからな。』


3『今4人集まったわけだが,見た感じあと28人は参加者がいるんだろ?』


13『いや,さっき見たんだが残りは26人だ。』


1『は!?嘘でしょ!?それってだいぶやばいでしょ!』


3『ん?どう言うことだ?』


13『本来だったら28人いるはずなんだが現時点で2人少ない。と言うことはすでに2人が殺されていると言うことだ。』


3『マジか。やっぱり開始直後は狂人も自由に動きやすいわけだ。もしかすると【探知系】の異能持ちがいるのかもな。』


2『う,うん。そ,その可能性は十分あると思う。』


1『なら,今のうちに私たちで異能を共有しておかない?』


13『いや,それは全員集まってからだ。俺にいい考えがある。』


3『ならまずは他のメンバーを探しに行くか。』


1『探すって言っても結構広いでしょ。どうするのよ。』


2『な,なら今僕たちがいる南から近い南南東の発電所にに向かわない?』


13『その考えはありだな。このゲーム、食料などは支給されるが,電気はどうなのかまだ分からないからな。一回発電所に行ってみるのが1番いいかもしれない。』


3『見た感じざっと2キロぐらいだろ?夜が明ける前に行こうぜ。』


1『なら,行く途中でここまでの経緯を共有しておきましょ。』


13『俺はまずここから1キロほど南南西の場所でスタートしたな。ゲームがスタートしてすぐに自分の異能を確認した。その後南に向かって歩いていると3番が寝ているのを見つけて起こして合流したな。その後近くの建物の中を3番と物色している時にたまたま隠れていた2番と合流して今に至るわけだな。』


1『なるほどね,なら3番はずっと寝てた感じかしら。』


3『そうだな。最初の記憶が13番に起こされたところだからスタートしてからはずっと寝てたな。』


2『ぼ,僕は13番さんたちと出会った建物でスタートしました。中を漁ってからマップの確認とどこに行くかを決めていました。と,途中物音がして誰か来たのかと思って隠れていました。そ,その15分後ぐらいに13番さんたちと出会ったわけです。』


1『もしかしてだけど時系列的にスタートは番号が遅い人からしてるんじゃない?私はスタートしてから異能とマップの確認をして10分後ぐらいにあなたたちと出会ったんだけど。全員同じタイミングでスタートしてたならちょっとおかしいわよね。』


13『なるほど…。その説はあり得るかもな。そもそもこのゲーム事態人知を超えているからな。何かしら準備に時間がかかったとしてもおかしくはない。だが,そうなると狂人は20番から30番のあたりか?』


1『その可能性は高いわね。とりあえず発電所に着いたわ。警戒しながら行きましょ。はぐれないようにね。』


3『このドア鍵が掛かってるぞ?』


2『ほ,ほんとだ。ど,どうしよう。』


13『どうする?誰か異能で開けれたりできないか?』


1『私は無理だわ。』


3『俺も無理だな。』


2『ぼ,僕行けるかもです。』


13『ほんとか。なら開けてくれるか?多分だが異能を見る分には大丈夫だろう。念の為、俺たちは後ろを向いておこう。』


1『そうね。よろしく頼むわ、2番。』


2番『は,はい。』


〜〜〜


2『あ,開きました。』


13『ありがとう。よし,中に入るぞ。鍵が掛かっていたからまだ誰も入ってはいないのだろうが引き続き警戒していくぞ。』


3『お!こりゃすげぇな!この発電所まだ動くぜ!?』


13『やけに詳しいな。専門の仕事にでもついているのか?』


3『まぁそんな感じだ。ちょっと稼働させてくるから待っててくれ。』


13『分かった。』


1『ここいいわね。トイレは外にあるしここなら雨風も凌げる。』


2『そ,そうだね。それに,電気がついてるから他の人も来やすいと思う。』


13『あぁ,そうだな。3番が戻って来たらこれからの作戦を立てたいと思う。』


1『分かったわ。とりあえず入り口には中から鍵を掛けておくわね。』


13『助かる。』


3『稼働させれたぞー!あと1時間くらいしたら本格的に発電し出すぜ!』


13『3番も来たな。では,今からこれからの作戦について話したいと思う。』

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