🔍湖に現る白影──ぬっしー伝説を追え!🏞️

湖のヌシ「ぬっしー」、静かな湖面に広がる熱狂──都市伝説と古の存在の交差点


 近年、「ぬっしー」という存在が話題を呼んでいる。その正体は未確認生物(UMA)か、はたまた地域活性化の新たなシンボルか。


ネットで広がるぬっしー伝説:

 ぬっしーは原縁はらへり市にある縫霰湖→写真①に棲むとされる白く大きな生物。SNSでは、「湖で白い影を見た」「波紋が突然現れた」といった投稿が相次ぎ、日々ぬっしー目撃情報が拡散されている。


 未だ決定的な姿をとらえた画像はないが、目撃情報をまとめたところ、体長は4~10メートル。肌は白く、小さな眼と非常に大きな口を持つとされる。


 ぬべえ、と大きな声で鳴いたとの情報もある。


 また湖付近で40~50センチほどの白くモチモチした不思議な水性生物を目撃したとの証言もあり、ネットではぬっしーの子供ではないかと考察されている。



古くからある巨大生物の噂:

 縫霰湖で巨大な生物を見たという噂は実は最近始まった話ではない。古くからこの地に住む者の中には実際にぬっしーを目撃したという者もいるそうだ。


 集団での目撃など過去の情報の中にはかなり信ぴょう性の高いものもある。地元ではその姿を見た者は幸運を得るという噂もある。


 目撃情報の起源は古く、遡れば百年近く前のものもある。ぬっしーが何であるにせよ随分な長命と言える。あるいはぬっしーとは一個体の生物ではなく、縫霰湖という場所の特異な環境により巨大化した生物でなないか、とする動きもある。



ぬっしーは竜神の子?:

 原縁はらへり市には古来、竜神伝説がある。かつてこの地が大干ばつに見舞われた際、人々の求めに応じて白竜が現れて雨を降らせたのだという。ぬっしーとこの竜神を関連付けて考えるものも多い。


 また同市には生贄を強要する人食い狸を女だてらに打ち取った退魔師「藤葛」の伝説もあり、妖怪や神との関連が深い地であると言えるだろう。



地域とぬっしーの関わり:

 近隣のカフェ「こくり家」では、ぬっしーを模した「湖のヌシカレー」を提供。店内には木彫りの「ヌシ像」も設置されている。写真→②


 このヌシ像、ぬっしーが話題となる前にこくり家の店主が掘ったものだそうで、実に愛嬌のある姿をしている。ぬっしーを実際に見たと主張する者たちはそっくり派と全然似ていない派に分かれて熱い議論が展開されている。


 ぬっしーを撮影しようと挑む者たちの間ではこの像にお参りしていくとぬっしーに会えるとの噂もあり、密かな崇拝を集めている。


 この噂の真偽を聞いてみたところ店主は



「あー。わかんないです。カレーの匂いにつられて出てくるんじゃないですかねー」



 と朗らかに笑った。


 この「こくり家」のヌシカレー、キャラクター商品として侮るなかれ、実に本格派。カフェに来ていた客は取材に対し、ぬっしーの撮影目当てに来ていたのにいつの間にかカレーの方がメインになっていたと語ってくれた。


 「こくり家」のメニューはヌシカレー以外も地元食材を使った一級品。運が良ければ縫霰山で捕れた鹿や猪を食べることもできるという。もしも出かけたならぜひ一度足を運んでみて欲しい。



広がる社会効果:

 ぬっしーに注目しているのは「こくり家」だけではない。地元の和菓子店「新井堂本舗」ではぬっしーに因んだお菓子の開発も行われているという。また地元原縁市ではぬっしーを地域活性化のシンボルとして扱おうという動きもあるそうだ。



まとめ:

 ぬっしーは未確認生物としての神秘性と、地域活性化のシンボルとしての親しみやすさを併せ持つ存在である。ネット上での盛り上がりや、地域の人々の活躍で今後もその人気は広がっていくだろう。


 夏の休暇を使って縫霰湖に出かけてみてはどうだろうか。


 果たしてぬっしーとは何なのか。


 その正体を解き明かすのは、もしかすると貴方かもしれない。



 ライター:緋ノ鏡



 ※ぬっしーの詳細や最新情報は、SNSや地元観光サイトをご確認ください。

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