書き続けたい

狼男

第1話 ててちゃん

 高校生の時、ててちゃんという女の子がいた。クラスでショートカットで無口な女の子だった。僕は、その女の子が堂々と一人で昼休みに弁当を食べているのをみた。

 その女の子は友達と話す様子はなかった。僕は、その子と少しだけ、話したことがある。文化祭のとき、同じチームになった。解散して帰るときに会話した。

 何を話したのかは記憶にない。

その後も時折、話すようになった。でも、おしゃべりも長くは話さないといった感じだ。

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