第24話
ガラガラ、と少しさびれた音を立てながら扉が開いた。
「百合愛ちゃん?」
「なに?」
中に入ると、私を連れてきたツインテールの子は窓側のカーテン近くへと行った。そして、その後ろをついていくと、ガチャリ。
鍵が閉められたらしい。
後ろに目線をやると2人の女生徒。
いつもツインテールの子の周りにいる子。
「私ね?やっぱり一くんが好きだなぁって思ったの」
「それで?」
「いっつも百合愛ちゃんが一くんと一緒にいるから近づかないしさぁ?」
「それで?」
間髪入れずに尋ねると段々不機嫌になりつつある彼女の顔。
まぁ、そんなことはどうでもいい。
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