第2話

ピンポーン


お父さんが仕事に出てから数分後。



「あ、百合ちゃん、ちょっと待っててね〜」


「あい!」



なぜかるんるんで玄関に向かう母。


それを怪しくも思いながら、私はご飯を食べていた。



「清水さん。いらっしゃい!」


「お邪魔しますね」


「どうぞ〜」



知り合いだったのだろうか。


見た目は20代前半の金髪。サングラスをかけて、見た感じはおしゃれ。


母は、29歳。

年齢的にはそこまで近くないだろう。


なんの関係があるのだろうか。

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