第41話
「新田さん、お願いがありまして」
「…はい」
総長さんはストレートで黒髪ボブ。このままなら大人しくてクールな人。
でも総長さんならば実力がありここにいるのだろう。
「少しの間でいい。その少しの間だけ、このチームで動いてはくれないだろうか」
「…少しの間。なにがあるんです?」
「…それは、獅子との対戦だ」
「獅子…」
獅子は確かに紫陽花に負けた。けれど、決して獅子が弱かったわけじゃない。
獅子の実力的には紫陽花には劣るだろうが、他のチームと比べればそれほど弱くはない。
獅子が負けた回数はほんの数回だと聞いたことがある。
そして、レッドライトが狙われているのは、レッドライトの能力もそこまで低くないから。けれど、獅子ほど強くはない。
そして狙い、倒し、仲間にして、紫陽花に来るのだろうか。
ならば加担するわけにはいかない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます