第9話
私は自分の校舎に入り、教室を目指した。
えーっと、私は2組か。
席数はたったの20。
まぁ、人が少なくていいな。
教室に入り、座席表を確認する。
なんだかすでに視線が痛いけどまぁいいや。
私の席は窓側の前から3番目。
折角なら1番後ろがよかったなあ。なって思っていると、爽から連絡がきた。
“教室ついたの?”
“ついた。爽は?”
“俺も”
“そっか”
“約束、守るんだよ?”
“わかってるって”
“じゃ、帰りそっち行くから”
“はーい。またね”
“うん”
爽との約束は5つ。
その1、留年したないこと。その2、愛想良くしすぎないこと。その3、男との距離を大切にすること。その4、サボる時は連絡を入れること。その5、何事も程々にすること。
なんていう、約束ができている。
まぁ、破ってもいいことないし、守るんだけどね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます