第45話
ピロン
『もう高校にいる?』
『はい、います。」
『ありがとう!じゃあ今からそっちに行くわね!』
『もう着いてるんですか!?早いですね』
『そんなことないわよ。じゃあまたあとでね!』
『はい、待ってます』
そう、前に素敵な服を祐美さんにもらった時に愛香さんも来ていて、受験の話になったのだ。そして今日の合格発表に来るとずっと言っていて、断るに断れずという状況になったのだ。
今は発表約35分前
「早く着きすぎたわね、誰もいないわ」
「そりゃそうですよ、衣千夜ママ。こんな早くに来てるのなんて私たち「あー!いたー!恵梨ちゃーん!」
いきなり飛びつかれて驚いたがこの人は絶対にぜっっったいに、愛香さん。
「愛香さん、来るの早いです。そして苦しいです。ちょっと離してください。うぅ。ちょっと衣千夜〜たすけてぇ」
するとグイッと衣千夜に引っ張られる。今度は衣千夜の腕の中へと、、、。
「ダメです。恵梨は俺の彼女です」
「え〜、そんなぁ」
「え、え、愛香さん!?」
「あれ?んーっと、前にモデルの仕事で会った、よね?確か、ののさんかな」
「そうです!ののです!覚えていただいて本当に感謝です!」
「ねぇ、ちょっと!愛香早い!」
「あ、祐美さん。この前は洋服ありがとうございました」
「いいのよぉ。私こそありがとう」
「あれ、祐美さん」
「えーっと漫画家さんかぁ、前に衣装を参考にしたんだよね。役に立った?」
「それはとても!ありがとうございました!」
「ねぇ、衣千夜。あの2人があんなに頭を下げるなんて愛香さんと祐美さんは凄い人なんだね」
「みたいだね。まぁ,頭が下がってるのは母親だけだけど」
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