第47話

そして夕飯を済ませ、お風呂に向かっていた時。



「美也子、、、」


「日向。いい?私が死んでも、くよくよしないのよ。胸を張って生きなさい。頼むわよ」


「、、、あぁ、もちろん」


「少し、名残惜しいわね、、、。もう少し生きていたい、なんて。バチが当たるわね。あんまり、強がるものじゃないかもしれないわね、、、」


「美也子、、、」


「もしかしたら、今日が最後が知らないわ」


「、、、あぁ。わかった」



今日が、最後かもしれない。

私にできることなんて、あるの、、、?


どうしよう。



「楓?」


「あ、、、深凪さん」


「、、、あぁ。そういうこと。ね、楓。ピアノ弾かない?」


「えっ、ピアノ?」


「そう。ピアノ。楓はピアノがとても上手でしょ?想いを伝えるにはいいんじゃないかな」


「たし、かに」


「こっちにあるよ。おいで」

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