第22話

プルルルルルル

プルルルルルル


着信音が鳴ったのは、私のスマホ。



「えっ」



2コールめで出たので、相手は多分、咲に見られた。



「もしもし」


『あ、楓、、、?』



元気がない、深凪さん。



「あの、、、体調悪いの、、、?」


『いや、そんなんじゃないんだけど、、、。まぁ、俺今日、休むってこと言いたかっただけ』


「それ、嘘でしょ?深凪さん。熱出したんでしょ?いつもより声のトーン低いし、元気ない。朝、我慢してたの?」


『、、、いやぁ、ちょっとね』


「、、、私も今から帰る。私のせいだよ」


『それはダメだよ。楓は学校あるんだから』


「でも、、、」


『だいじょう、、、』ツーツーツー


「えっ、深凪さん!?、、、うそ」


「えっ、ちょっと楓「ごめん、咲!帰る!」


「あ、ちょっと!」



私のせい、だよ!深凪さん!

今まで走った中で1番早かったと思う。

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