第51話
「お帰りなさいませっ。良真様!」
初めてこの家に来た時に見た方々がたくさんいた。
でもその時とは違い焦っているような表情に見えた。
すると、1人の家政婦さんが、まりさんに声をかけたようだ。
「奥様!お帰りになられましたっ!」
その声を聞くなりリビングから急いで来たまりさん。
「大丈夫っ!?」
「はい。そんなに心配しなくても、大丈夫です。心配をかけたみたいで、すみません」
「心配するわよぉ…。本当に焦ったんだから…」
「すみません」
「ゆずちゃんが謝ることじゃないわよっ。あとは任せなさいねっ!」
「えっ?」
「そうそう。ゆず先輩は僕たちに任せていればいいんです」
「えっ?」
「失礼致します。奥様。お茶のご用意ができました」
すると、話していた私たちのそばで片足を折り、深く頭を下げながら話す1人の家政婦さん。
「ええ。わかったわ。ありがとう」
そうしていつものリビングへと通される。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます