第33話

そして橋本と長野に電話を入れた。



「今すぐ迎えに来てもらえる?」


『はい!』



そして俺を呼び止める先輩など無視して、昇降口へ向かった。



すぐ近くで待機していた彼らの車に乗り込んだ。



「どういうことか今すぐ簡潔に説明してくれる?」


「こ、ここで待っていたのですご、いつになっても来なくて…」


「そ、それで、スマホのGPSも切られてるんです…」



そんな焦る2人をよそに俺はまず初めにゆずに渡したピン留めのGPSから確認した。


やはりそれも無いようだ。ということは肌に身につけているものは全て剥がされているのだろうか…


そんなことをしていればそんな奴らの命は無い。


そして次に学校内、学校外に仕掛けておいたカメラを確認する。


そのカメラにはバッチリと写っていて、爪が甘いなと思う。

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