神様との約束

第33話

「意地悪だとは失礼だな」


「へっ!?」


「それほど驚かな莉里よ」


「だ、誰です!?」


「もう忘れられてるのか?悲しいな」


「莉里、お前に魔力を与えたのは私だ。幼い頃に出会ったのをもう忘れているのか?」


「やはり神として迎えるべきだったか、、、」


「な、なんのお話ですか、と言うかほんとに誰ですか、、、」


「俺は、魔界の神の大雅(たいが)

莉里、お前の魔界での夫だ」


「魔界での夫?何を言っているのですか?」


「まぁ、良い」


「いや、良くはないです」


「思い出すまでここにいれば良い、無理も不自由もないからな」


「な、なにを言うんですか」 、私は帰らなくてはなりません!」


「それは無理だろう。神との約束を破るのか?」

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