朔月の 揺れて零れた ひとしずく ひどく苦くて ひどく痛くて


朔月の 揺れて零れた ひとしずく

ひどく苦くて

ひどく痛くて


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空に輝くあの月は

明るく空を照らしているのに

君の瞳のその月は

灯りに照らされ揺れて崩れて


君が消えてなくならないように

肩抱き寄せて頬に口づけて


触れて身体に溶けて落ちた

白く輝く月の雫は

ひどく苦くて

ひどく痛くて


感じた痛みは消えはしないのに

自分の心ごと君を抱き寄せた

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