コンソメで浮き沈みするクルトンがしける頃には前を向けるよう
◇
コンソメで
透き通ったコンソメスープの中で、楽しそうにくるくると回る、カリカリだったはずのクルトンが……しなっとしてしまう時までには、前を向くから。
そうなれるよう、努力するから。
今この時だけは……下を向いて立ち止まってしまうのを許して下さい。
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