第2話 詐欺か洗脳か
詐欺なら犯罪になるが、人々が自分から進んで・喜んで・納得して欺されるのであれば、罪にはならない。これを洗脳という。
オレオレ詐欺で金を巻き上げなくても、自分から進んで金ばかりか命までも差し出してくれるように国民を洗脳すればいい。
かつて、「鬼畜米英」「欲しがりません勝つまでは」「一億玉砕」と全国民に叫ばせ、爆弾を抱えて敵に突っ込ませ、竹槍を持ってB29(米軍の爆撃機)や戦車と戦わせようとした、政府・軍部・警察によるあの洗脳工作。
かの時代から100年も経たぬ今、「大切な家族のために戦おう」と国民を鼓舞し、かつての特攻隊員の如く自分から積極的にワクチンを打つように仕向け、その結果、「特攻員」だけでなく大切な家族もろとも散ってしまう。
「渡る世間は詐欺ばかり」
否、国家の詐欺と言うよりも政治家・役人・マスコミ・銀行・警察による洗脳漬け社会。
考えようによっては、日本という国は彼ら五大老(豊臣秀吉が五奉行の上に置いた政権の最高機関)によって作られた(偽りの)エデンの園であり、在来種純粋日本人だけが、聖書のアダムとイブ(や上級国民)と異なり、ろくに米も食わせもらえず、ただただ(税)金を搾り取られ、毒チンを打たされ、それにもかかわらず、韓流テレビ番組を見てバカ笑いをしている。
皮肉にも、政府の洗脳に染まらないのは、真剣勝負の心で生きる中国人やクルド人、或いはイスラム教徒ほかベトナムやマレーシアからの移民たち。
「難民」たちは、自分たちの政府を信用したばかりに難民になって世界を放浪する羽目になったので、はなから(日本)政府なんか信用せず、まともな感覚で生きている。
中国人の場合、3000年以上も皇帝(中国の天皇)の好き勝手な征服欲や性欲・食欲のために何十回も王朝が変わり、その都度、艱難辛苦をなめさせられてきた民族の歴史があるので、DNAの中に「権力者を信じない」という、パールバック「大地」の主人公たちのような「詐欺にも洗脳にも遭わないぞ」という気概があるようです。
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