第2話

バイクが停めてある駐車場に行き、

携帯の電源を入れると10件の着信があった。



ちっ。めんどくせぇな




プルルル、プルルル、




履歴から掛け直すと直ぐに相手は電話に出た




『天煜(ひかる)!!!お前どこにいるんだ?』




「繁華街のラブホ」




俺の返答にため息をつく電話の相手




『はあ、お前なあ。

喧嘩もほどほどにしとけよ?

お前、天龍の総長なんだからな。

抗争とかになったら面倒なんだからな。』




「で、何の用だ?」




どうでもいいよ、そんなこと。




相手をぶっ潰せばいいだけだろ




『はあ、最近凶獄が色々やってんの知ってるよな?』




「ああ、今日の相手も凶獄だった。」




『まじかよ。

まあ、それはいいとして凶獄にうちの面子が何人かやられた。

怪我はたいしたことない。

だか、こうなった以上どうにかしないとな。

仲間がやられたんだ。』




本当に面倒だ




静まった怒りが再び沸き起こってくる

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