第30話
「俺に言わせるとね、学生時代勉強もせずバカみたいに暴れまくってる不良っていうのはね、クズだよ。あー、思い出したら腹立つ。」
こいつ酔ってきたな
「ま、不良じゃなくても勉強出来なくてアホみたいに異性に走ってるやつもクズだけどな」
ほんと虫唾が走るよ
結局、お前は自分以外はクズだって言いたいんだろ?
「そうですか?俺はそうとは思いませんよ。どんな人だっていいところは多かれ少なかれありますし、そこを伸ばしていけばクズなんていませんよ。人はみんな違うんですから。」
田中は俺の話を聞いた瞬間顔色が変わり怒りを露わにした
「ふっ、君も結局あいつらと同じ人間なんだな。どうせ、大学も遊びに行ったようなもんなんだろ?この会社入ったのもコネか偶々運が良かったかなんかなんだろ?そういう奴は、クズなんだよ。」
入社当日にここまで言われるとはな。
昔の俺なら殴り飛ばしてたな
「田中さん飲み過ぎですよ。俺水持ってきます」
そう言って田中の元から離れた
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