新たなスタート

いつもの朝?!

第1話

外からの日差しは良好。


今日も1日いい天気になりそうだ。太陽の日差しは草木の緑を目に痛いほど美しく映してくる。

「さて…、みなさんもうすぐ降りてこられる時間ですね。」

「そうだね…そろそろじゃあないかな…」

朝食作りを手伝ってくれたケンが微笑む。

「では、スープを汲んでおきましょう…。ケンさんももう座っていてくださって大丈夫ですよ?」

豆乳とキノコのスープを更に組み分ける美奈子が申し訳なさそうな顔をした。

「あぁ、大丈夫だよ。一人だと大変でしょ…。それに、体を慣らす口実だから…」

冷蔵庫からストロベリーとピーナッツバター、マーマレードのジャムを取り出しながらのケンの言葉に美奈子は「ありがとうございます☆」と笑った。本当はきっと体を慣らす口実なんかではないのだ、ケンはいつもそういう言い方をするから解る。

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