練習問題2に句読点を付ける
[問]
練習問題2の文章に句読点を付ける
[回答]
かつてないほどの大地震でオフィスのある古い工場の建屋が激しく揺れたため、私たち非正規職員は追い出されたのだが、その前に寄った喫煙所に設置されている大きな液晶テレビには、東京湾の向こう側にある巨大なガスタンクの火災の様子が映し出されており、その場にいた十名程度の職員が一様に動揺する様子を目にしてから、同僚の携帯電話には浦安のマンション住まいの友人の部屋の壁に亀裂ができたとの写真付きメールが入ったと聞き、一人で横浜市北部から徒歩で南下している間にも、全ての公共交通機関が止まったせいでほんの少しも動かない交通渋滞と険しい顔つきで歩く人々をよそにコンビニエンスストアに入り、ひとまず緑茶のペットボトルとおにぎり二個を購入。
その間ですら何度も大きな余震が起こり、恐れ慄く声がそこかしこに聞こえる。
異常な状況を私の脳は通常状態と認識しようとするが、誰よりも早く歩こうと努め、寒い中スーツ姿の男性ばかりが歩く歩道をブーツの足で歩き続け、まるで競歩のようだと自嘲していると横浜ベイクォーターの建物が見えたが、立入禁止。
その隣の横浜そごうの従業員たちが一斉に吐き出される従業員通用口を横目に横浜ポルタ地下街へと急ぎ、到着するや否や壁際のスペースに膝掛けを敷いて陣取り、一時のみ安堵。
公衆電話の列に並び、トイレの列に並び、というように行儀よく並ぶという行為はきっとトラブルを避ける日本独特のものなのだろうと思ったところで、地下街にいるのは女性ばかりだと気付き、それが何を意味するのかわからないまま翌朝を迎え、やっと帰路に就くことができ、自宅最寄り駅前に来ていた献血カーの中、問答無用で四百ミリリットルの血を取られ自宅に帰った。
文章5つだけ。
読みづらいですね。
句読点を付けることになるのはわかっていたのに、なぜか意識の外に置いて元の文章を書いたから。
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