第19話
「無視されてやんの」
「うるせえ」
「それにしても荷物が少ない引っ越しだな」
「昼間に運んだんじゃね?」
「ああ、それだな」
しばらくして二階の部屋に灯が点いた。
俺達もお開きになった。
それにしても……
さっきこちらを向いた女の顔が妙に頭に残ったな。
寂しそうな、悲しそうな、儚げな、なんともいえない表情だった。
そして胸がざわつくような感じ。
あの家族を見たとき、なにか言い様のない違和感を抱いた。
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