第74話

「その後で切り口をバーナーで焼いて止血する……その後で順番に犯してやる……何度も何度もな」



「ひっ……」



夏樹が短い悲鳴をあげる。



「想像してみろ?妊娠したら本当にダルマみたいだろう?」



クックックッと鯨螺が肩を揺すりながら笑う。



私は全身の血の気が引く気がした。



「もっとも、手足を切るときに痛みでショック死、または発狂した奴もいる……まあ、そういうのを犯すのも一興ではあるがな……グヒヒヒヒ……ブヒャハハハハッ!!」



鯨螺は太った全身を揺らして笑った。



「悪趣味な奴」



その様を見ていてアドルは蔑むように鼻で笑う。

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